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ビットコイン(BTC)の今後はどうなる?最新動向や将来性をわかりやすく解説

ビットコイン(BTC)の今後はどうなる?最新動向や将来性をわかりやすく解説

Bitcoin Japan
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ビットコインは、2009年1月3日に運用が開始されて以来、世界中で知られている暗号資産です。近年は決済手段として導入する企業も増えつつあり、法人・個人問わず注目を浴びています。 

しかし、過去に何度か暴落したこともあるため「これから買っても大丈夫なのか」と不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 

そこで本記事では、ビットコインの今後にフォーカスし、過去の価格推移や2026年4月時点での動向、将来性について解説します。 

ビットコイン(BTC)とは

今後の動向を知る前に、まずはビットコインの基礎をおさらいしましょう。 

ビットコインは、世界初の暗号資産です。一般的な通貨と異なり、中央銀行や政府のような管理者が存在しないため、インターネット上で中央管理者を介さずにやり取りすることができます。 

発行上限が2,100万枚に定められており、この希少性がビットコインの特徴の一つとなっています。 

ビットコイン誕生のきっかけは、2008年10月にサトシ・ナカモトという個人あるいは集団が発表した論文です。この論文では、政府などの中央管理者を必要としない電子決済システムの仕組みが提案されており、その後2009年1月3日に、最初のブロックが生成され、ネットワークが開始されました。 

そして2010年頃からビットコイン取引所サービスが登場し、日本でもビットコインが購入できるようになったのです。 

ここからは、ビットコインの基本について、以下2つの観点から解説します。 

ビットコインの基本情報 

  • ビットコインの特徴と仕組み

  • 発行上限と半減期の仕組み

関連記事:ビットコインとは何か:デジタル時代の新しいお金の形 

ビットコインの特徴と仕組み

ビットコインの大きな特徴は、「ブロックチェーン」とよばれる仕組みによって、取引履歴が暗号技術で保護されながら時系列で記録され、世界中の参加者によって共有されている点です。 

そのため、過去の取引を変更しようとするとネットワーク全体の記録と不整合が生じ、あとから内容を不正に書き換えることは極めて困難となります。また、同じ記録が多数のコンピューターに分散して保存されている関係上、一部のシステムが停止しても全体に大きな支障が出にくい仕組みになっているのです。 

ビットコインの新しい取引があると、ネットワーク上の参加者によって相互に確認され、問題なければ承認されます。この承認作業の一環として「マイニング」とよばれる作業があり、マイニングによって取引データをまとめてブロックとして記録することで、取引が正式に確定します。 

そして、マイニングを行う「マイナー」達は、マイニングの報酬として新しく発行されたビットコインや取引手数料を受け取ることができるといった仕組みです。 

この仕組みにより、参加者同士の検証とインセンティブ設計が機能することで、ビットコインは中央管理者が不在でも取引の信頼性が保たれています。 

【関連記事】 

発行上限と半減期の仕組み 

発行上限が2,100万枚に固定されているという点も、ビットコインの特徴として挙げられます。この制限によりビットコインの希少性が維持されやすい仕組みとなっています。 

さらに、先述した「マイニング」の報酬が4年に一度半分になる、「半減期」とよばれるものも設定されています。半減期が設けられているのは、ビットコインの発行量をあらかじめコントロールするためです。 

また、半減期がなければ、より早いペースで2,100万枚の発行上限数に達してしまうおそれがあります。 

ビットコインの供給量の急激な増加を抑えるためにも、このように発行ペースを段階的に抑える仕組みがあらかじめ組み込まれています。 

関連記事:ビットコイン半減期とは?仕組みから価格への影響まで徹底解説 

ビットコインの価格動向・推移 

ビットコイン(BTC)の価格は、当初はほぼ0円でしたが、投資対象としての関心の高まりや利用の拡大などを背景に、大きな価格変動を繰り返しながら推移してきました。2026年4月現在、1BTCの価格は1,000万円を超える水準となっています。 

ここでは、2022年末頃までのビットコインの価格動向と、現時点での価格動向をそれぞれ解説します。 

2022年末までのビットコイン(BTC)の価格動向

これまでビットコインの価格は、過去に複数回大きく上昇しており、特に「2017年~2018年前半」「2020年後半~2021年後半」に顕著な上昇がありました。 

まず2017年~2018年前半の上昇については、世界的な投資熱の高まりや、日本を含む各国での取引環境の整備などが要因として挙げられます。結果、1BTCあたり200万円を突破し、2018年前半にかけて高値圏で推移しました。このときに起きた大幅な価格上昇は「ビットコインバブル」とよばれています。 

しかしその後、規制強化や市場の過熱感の反動などにより、市場全体が冷え込み、1BTCの価値は36万円ほどにまで下落しました。 

その後、ビットコインの価値が再び上がるようになったのは、2020年後半です。機関投資家の参入や金融緩和の影響などにより、暗号資産業界全体が盛り上がりを見せたことで、ビットコインも再注目されました。結果、2020年末には1BTCあたり200万円を突破し、2021年には一時700万円となりました。 

しかし、2022年にはその価値がまた下落することとなります。 

仮想通貨「UST」および、その価格の調整に使われていたトークン「LUNA」が崩壊したことにより、価値がほぼ失われる事態となった「LUNAショック」が起きました。その影響を受け、市場全体に不安が広がり、ビットコインも一時200万円前後にまで下落します。 

また、大手暗号資産取引所である「FTX」が破綻したことにより、ビットコインだけでなく暗号資産市場全体が、いわゆる「冬の時代(低迷期)」を迎えました。 

関連記事:ビットコインETF総まとめ:仕組み・種類・直接保有との違いを徹底解説 

2026年4月時点のビットコイン(BTC)の価格動向 

2026年4月現在、1BTCの価値は約1,100万円~1,200万円台で推移しています。 

「冬の時代」を迎えたにもかかわらず、ビットコインの価値が回復してきた背景としては、ETFの承認や機関投資家の資金流入などの背景にくわえて、2024年11月にトランプ氏がアメリカの大統領選挙で勝利したことなども影響していると考えられます。トランプ氏は暗号資産に友好的な姿勢を示しているとみられるためです。これらの要因を受け、ビットコインは史上最高値圏を更新しました。 

その後は、主に以下の出来事によってビットコインの価格が推移しました。 

2024年以降のビットコインの推移 

上記の価格変動を経て、2026年4月時点ではイラン情勢の悪化をはじめとする地政学リスクの高まりなどを背景に、市場全体がリスクオフの状態となり、1,100万円程度に下落していました。 

ビットコインの今後の価格予想

では、ビットコインの価格は今後どのように変動していくのでしょうか。具体的な予想を以下で解説します。 

ビットコインの今後の価格予想 

  • 2026年の短期見通し

  • 2030年までの中長期シナリオ

  • 著名人・AI・金融機関の予想

2026年の短期見通し

2026年のビットコイン価格については、さまざまな見方があります。専門家や市場関係者による予測は約1,162万円(75,000ドル)~約3,100万円(20万ドル)と幅広く、一致した見解はありません。 

価格上昇を予想する見方の背景には、各国の金融緩和によって金利が低下し、資金の流動性が高まることで、ビットコインを含むリスク資産へ資金が流入する可能性があることなどが挙げられます。特にビットコインは、2,100万枚の上限が定められているため希少性があり、今後さらなるインフレが起きた場合に備えて、資金の流入先として選ばれる可能性があります。 

では、なぜ価格予想に大きな幅があるのかというと、金融政策や景気動向が不透明であるためです。場合によってはインフレが再燃して利下げが停止されたり、暗号資産への信用が低下したりすることで、大幅な価格上昇は見込めない可能性もあります。 

一方で、積極的な利下げや暗号資産に関する法整備の進展など、市場環境が追い風となる場合には、20万ドル前後まで上昇する可能性があるとの見方もあります。 

「2026年はビットコインにとって強い年になり得ます。利下げの可能性と、暗号資産に対するより融和的な規制姿勢に支えられるでしょう」と、Bit Miningのチーフエコノミスト、ヨウウェイ・ヤンはCNBCに語り、2026年のビットコイン価格予想を最大22万5000ドル(約3533万円)とした。 

「ただし、マクロ経済および地政学的な不確実性が続く中では、ボラティリティの高まりが見込まれます」。 

引用:Forbes JAPAN 公式サイト「ゴールドマン・サックス、2026年のビットコイン・暗号資産の大型予測を公表

2030年までの中長期シナリオ

では、2030年まで視野を広げると、ビットコインの価格はどのように変動していくのでしょうか。 

結論からお伝えすると、「一時的に調整を挟みつつも、長期的な上昇を予想する見方があり、2029年ごろにピークを迎えたあと、2030年には落ち着く可能性がある」とする予測もあります。 

まず、2026年にビットコインが盛り上がりを見せたあと、翌年の2027年はその反動を受けて価格が落ち着く、あるいは下落すると考えられます。なぜなら、過去の価格推移では、上昇局面のあとに調整局面が訪れる傾向があったためです。 

ただし、各国の法整備が進んでビットコインのさらなる安全性が確立されたり、技術が発展して決済手段としての実用性が向上したりすることで、注目を浴びることもあり得ます。そのため、単に価格が下落するのではなく「上昇が落ち着く一方で、将来の成長の期待から、一定の資金が流入する可能性もある」といえそうです。 

その後、2028年には半減期を迎えて供給ペースが抑えられるため、価格上昇への期待が高まると考えられます。この波に乗ることで、2029年にピークを迎える可能性もあるでしょう。 

過去の流れに従えば、翌2030年には価格が再び下がるという見方ができますが、一部の専門家や投資家は「2030年までにビットコインの価格はさらに上昇する」と予想しています。 

著名人・AI・金融機関の予想

アメリカの投資運用会社「アーク・インベスト」のCEOであるキャシー・ウッド氏は、2030年までにビットコインが120万ドル(約1億9,000万円)に達する可能性があるとの見方を示しています。元々は150万ドルで予測していましたが、別の暗号資産であるステーブルコインの急速なシェア拡大などを背景に、暗号資産市場における資金の流れが分散する可能性があることから、数値を下方修正しました。一方で、同氏はビットコインの希少性などを理由に、中長期的な成長余地があるとの見方を維持しています。 

また、アメリカの価格予想サイト「CoinPriceForecast」では、AIなどの独自のモデルを用いてビットコインの価格を予測しています。同サイトの見立てでは、「2028年中に10万ドル(約1,590万円)、2030年に12万ドル(約1,900万円)」となっています。 

ほかにもアメリカの大手投資銀行のJPモルガンも価格予想を立てていますが、2030年までの明確な年次予測は出ていません。「長期的な目線で、ビットコインの価格は15万ドル(約2,380万円)まで上がる」と予想しています。 

なお、これらの予測は市場環境や前提条件によって大きく変動する可能性があります。 

参照元:CoinPriceForecast「Bitcoin Price Prediction 2026, 2027-2037」 

ビットコインの今後を左右する最新動向

ビットコインの今後について高い精度で予想するには、価格変動を左右する要素を把握しておくことも大切です。ここからは、以下4つの観点で最新の動向について見ていきましょう。 

ビットコインの最新動向 

  • 現物ETFと機関投資家の資金流入

  • 金融政策と景気動向

  • 規制・税制の見直し

  • 企業・政府の保有動向

現物ETFと機関投資家の資金流入

ビットコインの価格と連動する上場投資信託である「ビットコインETF」の承認は、ビットコイン市場に大きな影響を与える要因の一つと考えられています。 

ETFには、実際には資産を保有しない「先物ETF」と、資産を保有する「現物ETF」があります。現物ETFでは、資金流入に応じて実際のビットコインが購入されるため、市場で流通するビットコインの需給に影響を与える可能性があります。その結果、価格に影響を及ぼす要因の一つになると考えられています。 

ビットコインETFは、アメリカでは従来、先物ETFしか認められていませんでしたが、2024年1月に米証券取引委員会がビットコインの現物に連動するETFを承認しました。この承認を受け、一部のアナリストのあいだでは「機関投資家や個人投資家がビットコインETFに投資することで、550億ドル近い資金が流入する可能性がある」といった予測が立てられています。 

金融政策と景気動向

各国の金融政策や景気動向も、ビットコインの価格に大きく影響を与えると考えられます。 

たとえば、金利が低下すると、投資家はより高い利回りを求めてリスクの高い資産を選ぶ傾向が強まります。ここでビットコインが選ばれて、多くの資金が流入することがあるのです。 

反対に、金利が上昇すると、国債など歴史が長く安定した金融商品が選ばれる機会が増え、ビットコインの投資資金が減ることもあります。 

近年の例では、2026年3月に米連邦準備制度理事会が「年末まで利下げを行わない」という可能性を示唆したことなどを背景に、ビットコインの価格が過去24時間で約5%下落したケースがあります。 

規制・税制の見直し

現在、日本国内の法律では、ビットコインをはじめとする暗号資産の譲渡益に対して、最大で約55%の税(所得税と住民税の合計)が課されることになっています。しかし、2025年12月19日に公表された令和8年度税制改正大綱では、「一定の条件下において税率を20%に引き下げる」ことが発表されました。 

居住者等が、暗号資産取引業(仮称)を行う者に対して暗号資産(金融商 

品取引業者登録簿に登録されている暗号資産等に限る。以下「特定暗号資産」 

という。)の譲渡等をした場合には、その譲渡等による譲渡所得等について 

は、他の所得と分離して 20%(所得税 15%、個人住民税5%)の税率によ 

り課税する。 

引用:財務省「令和8年度税制改正の大綱」 

発表から数週間後には、日本の暗号資産取引所の取引量が増加し、その中にビットコインの取引も含まれていたという見方もあります。 

税負担が軽減されることで投資への参入ハードルが下がるため、今後、同様の改正が施行された場合、改めてビットコインの取引が増え、価格にも影響するかもしれません。 

関連記事:ビットコインと税金:知っておくべき課税の仕組みと申告のポイント 

企業・政府の保有動向

近年、企業や政府によるビットコインの保有が進んでいるとされています。 

アメリカの金融サービス企業であるリバー社のレポートによると、2025年の企業や機関投資家、政府などによるビットコインの購入は、年間の新規発行量を上回る82万9,000BTCにのぼっています。また、BitcoinTreasuries.netは、2024年4月の半減期以降、企業や機関投資家による購入量は、マイニングによって新たに流通するビットコインの約2.8倍にものぼるというデータを公表しました。 

このように企業や政府による保有が進むことで、市場で取引されるビットコインの流動性に影響を与え、需給環境が変化する可能性があります。 

ビットコインの今後に期待できる理由 

ビットコインは、今後の動向が注目されている暗号資産の一つです。では、なぜそのように考えられるのでしょうか? 

4つの理由を解説します。 

ビットコインの今後に期待できる理由 

  • デジタルゴールドとしての価値保存需要がある

  • 発行枚数が限られており希少性が高い

  • 決済・送金・L2活用が広がっている

  • 市場参加者と利用シーンが拡大している

デジタルゴールドとしての価値保存需要がある

ビットコインは、「デジタルゴールド」とよばれることもあります。これは、「金(ゴールド)と同じように、価値を保存する手段として期待される資産である」という意味です。 

希少性が高く、どこの国にも属していない「無国籍資産」である点などがゴールドと共通しているため、このようによばれています。 

デジタルゴールドであるビットコインは、金と同じように、インフレ対策への備えとしても注目されることがあるのです。 

発行枚数が限られており希少性が高い

先述したように、ビットコインは発行枚数が2,100万枚までと決められています。法定通貨のように増刷されることはないため、高い希少性が維持されやすい仕組みになっているのです。 

このような仕組みにより、ビットコインは希少性を維持しやすい設計となっています。そのため、今後の動向が注目される暗号資産の一つとなっています。 

決済・送金・L2活用が広がっている

近年は、ビットコインの流通の基盤となるブロックチェーンの技術も進化しつつあります。代表的なものとしてはレイヤー2(L2)とよばれる技術が挙げられます。 

レイヤー2とは、ブロックチェーンそのものであるレイヤー1の負荷の問題を解決するための拡張領域のことです。 

従来、ビットコインは取引数が増加した際のスケーラビリティ(処理能力)に限界があったため、送金速度や取引手数料に課題があり、日常決済の利用には課題があるとされていました。 

しかし、レイヤー2の上で高速処理した情報をレイヤー1に書き込むことで、レイヤー1にかかる負荷を軽減させ、取引を高速処理できるようになると期待されているのです。 

こうした技術の発展により、ビットコインは少額決済にも利用しやすくなりつつあり、今後さらに活用の幅が広がる可能性があります。 

市場参加者と利用シーンが拡大している

市場参加者が多く、決済手段としての利用シーンが拡大している点も、ビットコインの今後に期待できる理由として挙げられます。 

ビットコインは、世界初の暗号資産であるため世界的な知名度が高く、現在でも広く認知されており、世界的に普及しつつあります。そのため市場参加者が多く、また上述の通り、L2の実装によって世界各地で決済手段としての利用も広がってきているのです。 

一部の国では、ビットコイン決済やビットコインATMを活用すれば、現地通貨を使わずに支払いが可能となっているケースもあります。 

ビットコインの注意点

今後ビットコインを購入する際は、いくつか注意したい点もあります。思わぬトラブルに巻き込まれることのないよう、あらかじめ確認しておきましょう。 

ビットコインに関する注意点 

  • 価格変動が大きく短期で暴落することがある

  • ネットワーク混雑と手数料高騰の課題がある

  • マイニングの環境負荷が指摘されている

  • 規制変更や税制改正の影響を受ける

  • ハッキング・詐欺・取引所の倒産リスクがある

価格変動が大きく短期で暴落することがある 

本記事前半でも解説したように、ビットコインは価格変動が大きいという点には注意が必要です。一般的な株式や投資信託と比べると変動の幅が非常に大きく、1日で10%以上の値動きが起きることもあります。 

ビットコインを保有する際はこのことを念頭に置いたうえで、短期的な価格変動に一喜一憂せず、長期的な視点で捉えましょう。また、生活資金ではなく、余剰資金の範囲にとどめる意識を持つことも大切です。 

ネットワーク混雑と手数料高騰の課題がある 

ビットコインの送金手数料は、ネットワークの混雑に左右される点も覚えておく必要があります。 

ビットコインの取引には、ブロックチェーンとよばれる技術が用いられていることは先述した通りです。このとき、1ブロックに記録できるデータの量は限られており、一度に多くの送金リクエストが発生すると、処理が遅延することがあります。 

そして、送金手数料を上乗せすることで優先的に処理されやすくなる仕組みになっています。そのため、ネットワークが混雑しているタイミングで手続きを行うと、手数料が高くなる可能性があるのです。 

今後、ビットコインの利用が拡大していくと、ネットワークがより混雑し、送金手数料の課題が顕著になる懸念があります。ただし、課題が顕著になる可能性がある一方で、レイヤー2などの技術による改善も進められています。 

マイニングの環境負荷が指摘されている

先述したように、ビットコインの新しい取引があると、「マイニング」とよばれる承認作業が行われます。しかし、このマイニングを行うには莫大なエネルギーを消費することになるため、環境への悪影響を指摘する声も上がっているのです。 

ケンブリッジ大学が発表した「ビットコイン電力消費指数」によると、マイニングの処理で消費される電気量は、年間で約142.59テラワットアワーと推計されています。これは世界の電力消費量の約0.5%に相当し、日本の年間の電力消費量の14%にまで及ぶ規模です。 

このように、ビットコインの取引が地球環境の悪化に影響している可能性については議論が続いています。 

規制変更や税制改正の影響を受ける 

ビットコインをはじめとする暗号資産は、日本国内での法的な扱いについては整理途上の部分があります。そのため、突然の規制変更によって扱いが大きく変わる可能性も否定できません。 

現在、日本の資金決済法では、ビットコインは「決済手段」として定義されています。しかし、民法上での「財産」としての扱いについては未だ明確になっていない点もあります。 

また、ビットコインの利益には最大55%の税率が適用されることとなっており、ほかの金融商品と比較すると税負担が大きくなる傾向があります。この税制に関しても改正の影響を受ける可能性があるため、改正の内容によっては投資環境に影響が出ることも考えられます。 

ハッキング・詐欺・取引所の倒産リスクがある

ビットコインを購入する際は、暗号資産取引所を使います。この取引所は、ハッキングに遭ったり、倒産したりするリスクと隣り合わせでもあるのです。2025年2月21日には、大手取引所である「Bybit」が約15億ドルものハッキング被害を受けたと報じられています。 

また、暗号資産取引所が倒産した場合は、預けていた資産が返還されない可能性もあることを念頭に置きましょう。日本国内の金融庁登録業者は、顧客資産と自己資産を別で管理するように義務付けられていますが、どのようなケースにおいても「100%安全」とは言い切れません。 

さらに、近年はSNSを通じた投資詐欺も報告されています。「必ず儲かる」という魅力的な言葉に誘導され、無登録の海外業者を利用した場合は、トラブルが発生しても法的な保護を受けられない可能性があります。 

ビットコイン投資を成功させるポイント

これからビットコイン投資を始める方は、以下のポイントを意識するとよいでしょう。 

ビットコイン投資を成功させるポイント 

  • 少額から長期・積立で始める

  • 一括投資ではなく買うタイミングを分散する

  • 価格予想だけでなくニュースとデータを確認する

  • 余剰資金で運用する

  • 国内の信頼できる取引所を選ぶ

少額から長期・積立で始める

初心者は、少額から始めると損失額を抑えやすくなります。ビットコインの最小単位は、0.00000001BTCである1Satoshi(サトシ)という単位であり、多くの取引所では数百円程度の少額から購入が可能です。 

また、毎月一定額を積み立てて、長期的に保有する、いわゆる「ビットコイン積立」は初心者でも取り組みやすい方法の一つとされています。なぜなら、ビットコインは価格変動が非常に大きく、初心者が売買タイミングを見極めることは難しい傾向にあるためです。そのため、少額から定期的に購入できるビットコイン積立から始めてみると、リスクを抑えて投資できると考えられます。 

関連記事:ビットコイン積立投資(DCA)の始め方と効果:長期的に資産を築くための実践ガイド 

一括投資ではなく買うタイミングを分散する

ビットコイン積立を行わない場合であっても、一括で購入するのではなく、複数回に分けて購入すると、価格変動の影響を平準化できる可能性があります。 

たとえば、100万円分のビットコインを一括で買ったあとに価格が10%下落した場合は、10万円分の含み損を抱えることになってしまいます。一方で、10万円分を10回に分けて購入した場合は、その時々で購入価格が変動するため、一括購入した場合よりもリスクを抑えられる可能性が高いのです。 

価格予想だけでなくニュースとデータを確認する

先述したように、ビットコインの価格は世界情勢や業界のトレンドなど、さまざまな要因の影響を受けて大きく変動します。そのため、価格予想だけでなく、ニュースやトレンドも日常的に確認することが大切です。 

過去には、ETFの承認や金融政策、企業によるビットコイン購入の発表などをきっかけに、市場全体の価格が大きく動いた局面もありました。このように、価格の背景にはさまざまな要因があるため、ニュースや関連データをあわせて確認することが大切です。 

このような暗号資産に関連したニュースのほか、世界情勢も含め、可能な限り情報を仕入れる習慣をつくると、価格変動の背景を理解しやすくなるでしょう。 

余剰資金で運用する

ビットコインの価格変動は非常に大きいため、リスクに備えて、余剰資金で運用することも大切なポイントとして挙げられます。仮に生活資金まで投入すると、万が一、ビットコインの価格が暴落した場合に生活にも大きな影響が出てしまいます。 

余剰資金の範囲内で少しずつ運用を始めることで、このようなリスクを抑えられるのです。 

国内の信頼できる取引所を選ぶ

ビットコインを取り扱う暗号資産取引所は世界各国にありますが、日本在住であれば日本の金融庁に登録された国内取引所を利用するケースが一般的です。 

日本に在住していても海外の取引所を使うことはできますが、海外の取引所の多くは、日本の金融庁の認可を受けていません。そのため、トラブルが発生した際に、日本の法制度上の保護を受けにくい可能性があります。 

特に初心者の方は、金融庁の認可を受けている、日本国内の暗号資産取引所を利用すると安心です。 

ビットコインの買い方・始め方

ビットコイン投資は、以下の手順で始められます。これからビットコインを初めて買おうと考えている方はぜひ参考にしてください。 

ビットコインの買い方・始め方 

  1. 暗号資産取引所で口座を開設する

  2. 本人確認と日本円の入金を行う

  3. 少額でビットコインを購入する

  4. 保管方法と売却ルールを決める

STEP1:暗号資産取引所で口座を開設する

まずは暗号資産取引所でご自身の口座を開設します。公式サイトまたはアプリが用意されているので、手順に沿って会員登録を進めましょう。 

STEP2:本人確認と日本円の入金を行う 

続いて、本人確認を行うため、必要事項を入力して、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類をアップロードしてください。 

また、本人確認書類が本物であることを示すために、その場で顔写真を撮影して提出する必要があります。 

本人確認が完了したら、口座を利用できるようになります。ビットコインを購入するための日本円を入金しましょう。 

対応している入金方法は取引所により異なりますが、基本的には銀行振込かインターネットバンキング、コンビニ決済から選ぶことができます。 

STEP3:少額でビットコインを購入する

口座に日本円を入金したら、ビットコインを購入します。ビットコインの最小単位は、0.00000001BTCである1Satoshiなので、1BTCから購入する必要はありません。 

多くの暗号資産取引所では、数百円の少額から購入することができます。 

初心者はまず、少額から購入するとリスクをある程度抑えられます。 

STEP4:保管方法と売却ルールを決める

ビットコインを購入したら、保管方法を決める必要があります。 

取引所に預けたまま保管する方法がもっとも簡単ですが、取引所でシステム障害が起きたり、ハッキングを受けたりするリスクもゼロではありません。そのため、大きな金額を長時間保管するのであれば、「ウォレット」とよばれるシステムを使って自己管理するという方法があります。 

それぞれ一長一短ですので、ご自身に合う方法をお選びください。 

また、ビットコインを売却する場合は、あらかじめ自分なりのルールを決めておくとよいでしょう。「どのような場合に売却を検討するか」「どの程度の価格変動まで許容するか」など、自分なりのルールを決めておくと判断しやすくなります。 

ビットコインに関するよくある質問 

最後に、ビットコインに関する疑問にお答えします。 

ビットコインに関するよくある質問 

  • ビットコイン投資を今から始めても遅くないですか?

  • ビットコインは2030年までにどこまで上がる可能性がありますか?

  • 半減期のあとは必ず価格が上がりますか?

  • 暴落したときは売るべきですか?

  • 少額投資でも意味はありますか?

Q1:ビットコイン投資を今から始めても遅くないですか?

資産状況や投資目的、リスク許容度など投資判断は個人の状況によって異なりますが、ビットコインは発行上限が2,100万枚に定められており、希少性を持つ資産として注目されています。 

また、半減期やマクロ経済、規制動向など、価格に影響を与えるさまざまな要因があることから、今後も市場参加者の関心を集めています。 

Q2:ビットコインは2030年までにどこまで上がる可能性がありますか?

さまざまな可能性が考えられるため、断言はできませんが、上昇を予想する見方もあります。 

価格予想サイト「CoinPriceForecast」では、「ビットコインの価格は2030年に12万ドル(約1,900万円)まで上昇する」と予想されています。 

ただし、これらはあくまで予測の一例であり、実際の価格を保証するものではありません。 

Q3:半減期のあとは必ず価格が上がりますか?

必ずしも、「価格が上がる」と決まっているわけではありません。 

しかし、半減期を経ることでビットコインの価格が動きやすくなる理由はある程度明確になっています。半減期にマイニングの報酬が半分になることで、市場に新しく流通するビットコインの量が減少し、供給の伸びが抑えられるようになるためです。 

そのため、半減期はビットコインの需給バランスに影響を与える要因の一つとされています。 

Q4:暴落したときは売るべきですか?

暴落時の対応は、投資目的やリスク許容度によって異なります。なぜなら、過去には暴落後に回復してきた局面もみられるためです。 

ただし、「○万円の含み損」「○%の値下がり」など、あらかじめ決めていた損切りラインの条件に達したときは、早めに損切りするという選択肢もあります。 

Q5:少額投資でも意味はありますか?

はい、意味はあります。 

ビットコインは価格変動が大きいため、少額から始めたほうがリスクを抑えられます。一定額の投資を続けて、中長期的に取り組むことで継続的に学びながら取り組むことができるでしょう。 

ビットコインは、今後の動向が注目されている暗号資産

ビットコインは過去に大きな価格変動を経験しながらも、世界中で注目を集め続けています。2030年に向けた価格予想もさまざまありますが、実際の価格は市場環境や経済情勢など多くの要因によって左右されます。発行枚数の制限や半減期の設定により、希少性が維持されやすい仕組みになっている点も、今後の動向が注目される理由の一つです。 

少しでも興味のある方は、まずはビットコインの仕組みやリスクを理解するところから始めてみましょう。 

なお、ビットコインジャパンの親会社である株式会社メタプラネットは、2026年4月現在、日本国内でもっともビットコインを保有している企業です。その知見を活かして、機関投資向けの情報発信やビットコインに関するイベントの開催などを行っています。 

メルマガでは、投資家だけでなく初心者も活用できる情報を掲載しておりますので、ぜひご登録ください。 

私たちビットコインジャパンは、日本中の誰もがビットコインを自由に使いこなせる社会をつくることを目指しています。そのために、個人や企業のみなさんに向けた学習プログラムや、新しい活用のためのアイデアを提供していますので、ぜひご覧ください。 

ビットコインジャパン™ (BITCOIN JAPAN™) 

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Bitcoin Japanは、Metaplanetが運営する日本発のビットコイン特化型メディア兼データプラットフォーム。オンチェーン分析や市場データ、基礎知識コンテンツを日本語で提供し、初心者からプロまで幅広い読者に向けて、ビットコインデータの理解と活用を支援する。

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